検索エンジンの歴史を振り返るとYahoo!の検索エンジンが公開されたのが1995年。同じくGoogleがその3年後の1998年とこれまで25年以上の月日が流れています。この四半世紀の間に人々の生活は大きく変化しました。数々のWebサイトが世界中にあふれ、その数は19億を越えると言われています(2022年、出典:https://iimono.town/topic/it/29988/)が、人々には情報を求め、Webサイトを検索するという行為が生まれ、そしてそれが生活の中心となってきました。今や30年前の状況を思い出すことさえ難しく、10代や20代世代は、生まれた時から検索という行為がありました。現在のすべての世代がその検索技術の発展と共に生きてきた数十年と言い換えることもできるかもしれません。最初はPC画面から始まった検索もスマホの普及とともにいつでもどこでも場所を選ぶことなく手元でできるようになりました。
このGoogleでの検索結果表示に対して、いかに効率的に自社Webサイトへ誘導していくかというテーマに向けて日々チャレンジしているのが企業のマーケターです。検索キーワードに対して広告表示をさせるSEM(リスティング広告)やSEO(検索エンジン最適化)に多くのリソースを割くことで、検索結果に対して優位なポジションを築こうと日々しのぎを削っています。地味な作業が多いため、社内で評価されることは少ないかもしれませんが、検索キーワードへいったん最適化されてしまうと、Webサイトへの自然流入が安定して増えていきますので、企業の資産を構築する行動ともいえます。ちなみに、2021年の調査結果トップ表示のクリック率は14%程度との報告もあります(参考: https://seolaboratory.jp/99281/)が、月に100万回検索されるキーワードにトップ表示されると、月当たり約14万の自然流入が安定して見込めるということになるのです。膨大な数のWebサイトが存在するが故にSEOをサービスとして提供するビジネスが増えていくことはこのことから明らかです。すべては、この検索という行動が仕事や生活に欠かせなくなった結果なのです。
また、前述のナレッジカードに対して、そのナレッジ表示を獲得するための方法についても、SEOに近い対策があげられますが、以下のような努力を重ねていくことがその主流となります。
・Googleビジネスプロフィール(GBP)への登録
まずは正確な拠点情報を登録し、かつ常に最新情報になるようにメンテナンスすること
・Webサイト側の情報最適化
コンテンツ内容やメタデータをキーワードに最適化させること、かつ情報の構造化も有用
・信頼度の強化
正確な情報表示に加え、外部リンクの品質を向上、ユーザーエクスペリエンスや表示速度の改善、 モバイルへの最適化などを通して、Googleからの信用度をあげていくこと、また他サイトやSNS上 でサイト名やブランド名が記載されているサイテーションも重要
・コンテンツの更新
キーワードに対して常に最適かつ最新の情報を表示しておくことを中心に、営業時間や住所、連絡先 の変更など常にコンテンツを更新しておくこと
これらに加えて、以前のコラムで紹介した情報の構造化も上記で紹介したナレッジ表示の獲得やSEOに対して有効な手法としてあげられます。
2024年9月17日
この記事を書いた人

甲斐 博一
ユニファイド・サービス株式会社 CMO
グローバルIT企業における23年間のマーケティング経験に経営企画のスキルも加えB2B/B2Cともに経営とマーケティングを結び付けていくことをモットーとする。また、数多くのデジタルマーケティングおよびECの立ち上げや衰退ビジネスの立て直しも経験し、Webサイトを事業に貢献させてきた経歴を持つ。現在はユニファイド・サービスにて、B2B領域のビジネスにフォーカスし、CMOとしてマーケティングを推進すると同時に、新規事業計画と成長を支援する活動を並行して実践中。経営とマーケティング、事業企画、そしてリーダーシップを次世代に伝えていくための活動もライフワークとして行っている。